【移動支援の心構え】「ヘルパーと出かけられて楽しい」は思い込み?利用者の本音とプロの使命

【移動支援の心構え】「ヘルパーと出かけられて楽しい」は思い込み?利用者の本音とプロの使命

移動支援(ガイドヘルパー)のサービスに入っている職員から、こんな報告を受けたことはありませんか?

「今日は〇〇さんと遊園地に行って、すごく楽しそうでした!」
「私の提案したランチを、喜んで食べてくれました!」

微笑ましい光景ですが、実はここに、支援者が陥りやすい「大きな落とし穴」があります。

ヘルパーの資格を取り、現場に出るスタッフに最初に伝えておかなければならない「プロとしての心構え」。
それは、「利用者は、好きであなたと一緒にいるわけではないかもしれない」という視点を持つことです。

この記事は、スペシャルラーニングのSL33から抜粋して作成しています。

講師は、自閉症eサービス 京都・滋賀事務局長の前野 篤史(まえの あつし)先生です。

厳しい現実「好きでヘルパーと出かける人は少ない」

もちろん、ヘルパーとの外出を心待ちにしている利用者様もいらっしゃいます。
しかし、移動支援を利用する多くの方の「本音」はどうでしょうか。

  • 「本当は一人で自由に出かけたい」
  • 「一人で行きたいけれど、車椅子で段差が越えられない」
  • 「一人で行きたいけれど、道順が分からず迷ってしまう」

つまり、多くの利用者様は、障害というバリアがあるために、「やむを得ず」ヘルパーという「人手(手段)」を使って外出しているという現実があります。

支援者はつい「自分が楽しませてあげている」と錯覚しがちですが、私たちはあくまで、彼らが社会に出るための「黒子」であることを忘れてはいけません。

そのランチ、本当に「本人が食べたいもの」ですか?

この「黒子に徹する」という意識が薄れると、支援はどうなるでしょうか。
いつの間にか、ヘルパー主導の外出になってしまいます。

  • 「ここのラーメン美味しいから、ここにしましょう」
  • 「この映画が流行っているから、これを見ましょう」

それは本当に、利用者様が行きたい場所、食べたいもの、見たい映画でしょうか?
言葉でうまく伝えられない利用者様の場合、ヘルパーの提案に頷いているだけかもしれません。

支援者の使命は「人権(自己決定)」を守ること

私たち支援者の使命は、彼らの「人権」を尊重することです。
それはつまり、彼らの「自分で選びたい」という意思(自己決定)を最大限に叶えることです。

移動支援に入るスタッフは、常に自問自答しなければなりません。
「今、この選択は本当にご本人の希望に合っているか?」
この振り返りを怠った瞬間、支援はただの「連れ回し」になってしまいます。

全ての支援者に共通する「プロの使命」

今回お話しした内容は、移動支援に限ったことではありません。
居宅介護でも、施設入所支援でも、全ての障害福祉サービスに共通する「支援の鉄則」です。

「やってあげる」「連れて行ってあげる」という上から目線の支援ではなく、「ご本人がしたいことを実現するために、自分はどう動くべきか」を考える。
このマインドセットができているかどうかが、プロとアマチュアの分かれ目です。

まとめ:技術の前に「心構え」の教育を

移動支援の現場では、車椅子の操作技術や交通ルールの知識も大切ですが、それ以上に「支援者としての倫理観(心構え)」が事故やトラブルを防ぎます。

しかし、こうした「マインド」の部分は、現場のOJTだけではなかなか伝わりにくいものです。

障害福祉の研修動画サービス「スペシャルラーニング」では、

  • 移動支援におけるヘルパーの役割と倫理
  • 意思決定支援の具体的なアプローチ
  • 利用者主体とは何かを考えるケーススタディ

など、職員のプロ意識を醸成するための動画プログラムを多数配信しています。
技術を教える前に、まずは「心」を育てる研修を始めませんか?

知識や考え方の共通認識を作る、スペシャル ラーニング

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