【移動支援】トラブルの9割は「準備不足」?ヘルパーに徹底させたい事前確認の鉄則

【移動支援】トラブルの9割は「準備不足」?ヘルパーに徹底させたい事前確認の鉄則
移動支援(ガイドヘルパー)のサービスにおいて、外出先でのトラブルや事故は、事業所の信用を揺るがす重大な問題です。
「道に迷ってパニックになった」
「予定より早く帰ってきてしまい、ご家族が不在で困った」
こうしたミスの報告を受けた時、その原因を「ヘルパーの経験不足」で片付けていませんか?
実は、現場でのトラブルのほとんどは、「当日の対応」ではなく「事前の準備不足」に原因があります。
今回は、安全な移動支援を行うために、ヘルパーが必ず実践すべき「事前準備のポイント」について解説します。
この記事は、スペシャルラーニングのSL33から抜粋して作成しています。
講師は、自閉症eサービス 京都・滋賀事務局長の前野 篤史(まえの あつし)先生です。

【利用者を知る】ケースファイルを読むだけでは不十分
準備の第一歩は、当然ながら「利用者様を知ること」です。
各事業所にあるケースファイル(個人記録)には、障害特性や外出時の注意点など、最低限の情報が記載されています。
しかし、「ファイルを読んだから大丈夫」と思うのは危険です。
「文字情報」の限界を補う
文字だけでは伝わらない「その人らしさ」や「微妙なニュアンス」があります。
ファイルを読んだ後は、必ず「サービス提供責任者(サビ管)」や「普段入っている先輩ヘルパー」に質問する時間を設けてください。
- 「こういう場面でパニックになりやすい」
- 「この道は苦手」
といった生きた情報を収集することで、当日のリスクを大幅に減らすことができます。
【時間を守る】「早く帰ってきちゃった」はクレームの元
移動支援は、「利用者様と楽しく遊ぶこと」が目的ではありません。決められた契約時間の中でサービスを提供する仕事です。
特に注意が必要なのが「時間の管理」です。
利用者様の中には、時間の概念が薄い方もいらっしゃいます。本人のペースに任せていたら、予定より1時間も早く帰ってきてしまった……となれば、ご家族はまだ帰宅しておらず、大変な迷惑をかけてしまいます。
- 何時にお迎えに行くか
- 何時にお送りするか(帰宅するか)
ここを厳守するために、「どのルートで、どこで休憩すれば時間を調整できるか」まで計画を立てるのがプロの仕事です。

【シミュレーション】「3日前」には情報をコンプリートする
では、いつ準備をすればよいのでしょうか。
推奨されるのは、「サービスに入る最低3日前」までに情報を揃えておくことです。
前日に慌てて調べるのでは、不明点があった時にサビ管に確認できません。
ネットを活用した「脳内シミュレーション」
今はインターネットで詳細な情報が手に入ります。
- 行き先のバリアフリー情報(多目的トイレの場所など)
- 混雑状況や、休憩できるスペース
- 雨天時の代替案
これらをリサーチし、頭の中で当日の動きをシミュレーションします。不安な場合は、実際に現地へ「下見」に行くことも立派な業務の一環です。
まとめ:準備の「質」が、サービスの「安全性」を決める
「準備8割、現場2割」と言われるほど、移動支援において事前準備は重要です。
しかし、新人ヘルパーに「ちゃんと準備して」と言うだけでは、何をどこまでやればいいのか伝わりません。
「3日前までに」「サビ管に質問する」「ネットでトイレを調べる」といった具体的な行動基準(マニュアル)を設けることが必要です。
障害福祉の研修動画サービス「スペシャルラーニング」では、
- 移動支援における事前準備のチェックリスト
- 外出先でのトラブル対応シミュレーション
- ケース記録の正しい読み解き方
など、新人ヘルパーが現場に出る前に知っておくべき基礎知識を動画で網羅しています。
「ぶっつけ本番」の危うい支援をなくすために。ぜひご活用ください。
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