【親なきあと】「お金はいくら残せばいい?」と悩む前に。1,500万円を一瞬で失った悲劇から学ぶ「守る仕組み」の重要性
【親なきあと】「お金はいくら残せばいい?」と悩む前に。1,500万円を一瞬で失った悲劇から学ぶ「守る仕組み」の重要性
「子供が将来困らないように、いくらお金を残せばいいですか?」
障害のあるお子さんを持つ親御さんから、最も多く寄せられるのがこの質問です。
2,000万円? 3,000万円?
少しでも多く残してあげたいと思うのが親心ですが、実はお金には「残酷な現実」があります。
それは、「守る仕組みがなければ、いくらあっても一瞬で消えてしまう」ということです。
今回は、実際に起きた「1,500万円喪失」の衝撃的な事例をもとに、金額よりも大切な「お金の管理」について解説します。
この記事は、スペシャルラーニングのSL27から抜粋して作成しています。
講師は、親なきあと相談室の主宰の渡部 伸(わたなべ しん)先生です。

【実話】数ヶ月で「1,500万円」が消えた
ある40代の知的障害のある男性のお話です。
彼は一般就労をしており、毎日電車で通勤していました。
ある日、駅前で客引きに声をかけられました。連れて行かれたのは、女性が接客するいわゆる「ガールズバー」のようなお店。
そこで高額な料金を請求されましたが、彼は断りきれずに支払ってしまいました。
「いいカモ」にされた結末
味をしめた客引きは、毎日同じ時間に彼を待ち伏せし、店に連れて行き、銀行でお金を下ろさせるようになりました。
本人は「嫌だ」と言えず、通い続けてしまったのです。
その状態が2〜3ヶ月続いた結果、どうなったと思いますか?
彼がコツコツ貯めていた、そしておそらく親御さんが残してくれたであろう「約1,500万円」もの預金が、すべてなくなってしまったのです。
お金は「金額」ではなく「管理(防御)」が命
この悲劇から私たちが学ぶべき教訓は一つです。
「お金があっても、それが本人のために使われなければ意味がない」ということです。
もし親御さんが、「この子のために」と必死に働いて数千万円を残したとしても、本人にそれを管理・防御する力がなければ、悪意ある第三者に一瞬で奪われてしまいます。
むしろ、大金を持っていることが仇となり、犯罪のターゲットにされてしまう恐れすらあるのです。
親御さんが考えるべきは、「いくら残すか(Amount)」よりも、「どうやって守るか(Mechanism)」です。
知っておくべき「2つの守り」
では、具体的にどうすればよいのでしょうか。
動画では、お金を守るための「仕組み」として、以下の制度を組みわせることが重要だと解説されています。
1. 残し方の仕組み
ただ通帳を渡すのではなく、法的に効力のある形で渡す方法です。
- 遺言(ゆいごん)
- 信託(家族信託など):信頼できる人に財産管理を託す仕組み。
2. 管理の仕組み
本人の判断能力を補い、詐欺被害や浪費を防ぐための制度です。
- 成年後見制度:後見人が契約の取り消しや財産管理を行う。
- 日常生活自立支援事業:社協などが日常的な金銭管理をサポートする。
今回の事例の男性も、もし成年後見人がついていれば、被害額を最小限に抑えたり、契約を取り消せたりしたかもしれません。

まとめ:お金の計算よりも、まずは「制度」の理解を
「うちはお金がないから関係ない」のではありません。
障害年金や給料など、毎月入ってくるお金をどう守り、どう使うか。その「仕組み」を作ってあげることこそが、親ができる最大の贈り物です。
「成年後見制度って難しそう…」
「信託って何?」
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大切なお金を「死に金」にしないために。ぜひご活用ください。
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