【親なきあとの準備】「きょうだいには迷惑かけたくない」が逆効果?今すぐ家庭で始めるべき3つの備え
【親なきあとの準備】「きょうだいには迷惑かけたくない」が逆効果?今すぐ家庭で始めるべき3つの備え
「親なきあと」のために、遺言を書いたり、貯金をしたり。
そうした手続き上の準備はもちろん大切ですが、それ以上に大切なのが「家族のコミュニケーション」と「本人の生活経験」です。
特に、障害のないごきょうだい(きょうだい児)への接し方について、
「あなたには迷惑をかけたくないから、何も知らなくていいのよ」
なんて言ってしまっていませんか?
今回は、良かれと思ってやりがちな間違いと、今すぐ家庭で始めてほしい「3つの備え」について解説します。
この記事は、スペシャルラーニングのSL27から抜粋して作成しています。
講師は、親なきあと相談室の主宰の渡部 伸(わたなべ しん)先生です。

1. 【家族】きょうだいへの「心配しなくていい」は優しさではない
「お姉ちゃんにはお姉ちゃんの人生があるんだから、妹のことは心配しなくていいよ。親がなんとかするから」
これは、講師の渡部氏が実際に長女(きょうだい)にかけていた言葉です。親としての精一杯の配慮でした。
しかし、ある時「きょうだいの会」の方から、こう怒られたそうです。
「それは違います。同じ家族なのに『あなたは関係ない』と言われたら、私たちは疎外感を感じます」
もちろん、「将来はあなたが全責任を持って面倒を見てね」と押し付けるのは負担になります。
しかし、「あなたは部外者だから何も知らなくていい」と情報を遮断してしまうと、きょうだいは「家族なのに信用されていない」「蚊帳の外に置かれている」という寂しさを感じてしまうのです。
「面倒を見て」とは言わなくていい。でも、「情報は共有」してください。
「今、親はこう考えているよ」「こういう準備をしているよ」とオープンに話すことが、本当の意味での家族の絆を作ります。

2. 【本人】親がいなくなる前に「ひとり暮らしの練習」を
親なきあとは、どうしても住む場所が変わる可能性が高くなります。
その時、ずっと実家で親とべったり暮らしていたお子さんが、ある日突然、見知らぬ施設やグループホームにポンと置かれたらどうなるでしょうか?
環境の変化についていけず、大きなパニックや心身の不調をきたしてしまいます。
だからこそ、親御さんが元気なうちに「ショートステイ(短期入所)」を使って、「親と離れて暮らす練習」をしておくことが重要です。
- 「家以外にも、ごはんを食べて寝られる場所があるんだ」
- 「親がいなくても、楽しいことがあるんだ」
そう本人が肌で感じておくことは、将来の選択肢を広げ、心の安定につながります。
3. 【記録】「お母さんしか知らない」をなくすノート作り
最後は、情報の記録です。
「お父さんはよく分かってないけど、お母さんなら言わなくても分かる」
というご家庭は多いですが、もしお母さんに万が一のことがあったら、その「暗黙の了解」はすべて消えてしまいます。
- 好きな食べ物、嫌いな音
- パニックになった時の落ち着かせ方
- 服薬のルール
これらを「ライフスタイルカルテ(本人ノート)」として書き残しておきましょう。
誰が支援に入っても、お子さんが自分らしく暮らせるための「説明書」になります。
まとめ:準備とは、家族への「愛」です
お金や法律のことは専門家に任せられますが、家族の話し合いや、本人の生活練習は、ご家族にしかできない準備です。
「いつかやろう」ではなく、今週末にでも家族で食卓を囲んで話してみませんか?
障害福祉の研修動画サービス「スペシャルラーニング」では、
- 書き込み式「ライフスタイルカルテ(エンディングノート)」のひな形
- きょうだい児の本音と、親に求める関わり方
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など、家庭ですぐに実践できるノウハウを動画で配信しています。
家族みんなが安心して未来を迎えるために。ぜひご活用ください。
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