【世界初】障害者は「欠損」ではなく「力ある人々」。NZの障害者庁「Whaikaha(ワイカハ)」が目指す世界
福祉先進国として知られるニュージーランドに、世界初の「障害者庁」が存在することをご存じでしょうか。
その名は「Whaikaha(ワイカハ)」。
今回は、株式会社Lean on Meのインクルテックニュース特別編として、Whaikahaの主席アドバイザーの先生をお招きし、その組織名に込められた哲学と、障害福祉の未来についてお話を伺いました。
日本の福祉現場にとっても、目から鱗が落ちるような「障害の捉え方」をご紹介します。
この記事は、スペシャルラーニングのSL159から抜粋して作成しています。
講師は、ニュージーランド障がい者庁 WhaikahaのMatt Frost(マット フロスト)先生です。

「Whaikaha(ワイカハ)」=力を持った人々
まず衝撃的なのが、この省庁の名前です。
「Whaikaha」とは、ニュージーランドの先住民マオリ族の言葉で、以下のような意味を持っています。
「People of strength(力を持った人々)」
一般的に社会では、障害者は「弱い人」「何かが欠けている(欠損している)人」というネガティブなイメージで見られがちです。
また、「何かおかしい」「間違っている」という偏見の対象になることもあります。
しかし、この新しい省庁は、そうした「障害=問題」という古い考え方を真っ向から否定しました。
「障害者は問題ではない。力(強み)を持った人々である」
この名称には、社会の意識を根本から変えようという強い意志が込められているのです。

障害は「問題」ではない。マット氏の原体験
今回インタビューに応えてくださったマット・フロスト氏は、Whaikahaのプリンシパル・アドバイザー(主席アドバイザー)として活躍するリーダーです。
彼は自身のことを「44歳、自閉症の当事者」と紹介します。
そして、自身の障害についてこう語ります。
「私は認知的に人とは違う部分を持っています。しかし、その『欠損』と言われる部分こそが、私の仕事に大変役立っているのです」
マット氏は、自身の障害体験を「弱み」ではなく、政策立案におけるユニークな視点(強み)として活かし、20年にわたり障害福祉の分野で貢献してきました。その功績により、名誉ある称号も授与されています。
当事者が政策の中枢にいる意味
Whaikahaの事例から私たちが学ぶべきは、「当事者が支援の対象としてではなく、リーダーとして組織の中枢にいる」という事実です。
「障害があるから守ってあげる」のではなく、「障害があるからこそ分かる視点で、社会を良くしていく」。
このエンパワメントの姿勢こそが、真のインクルーシブ社会を実現する鍵となります。
マット氏は最後にこう語ってくれました。
「海外の皆さまと、インクルーシブなコミュニティをどう作るか、お互いに学び合う機会を重視しています」
まとめ:言葉が変われば、意識が変わる
「障害者=力ある人々」。
この言葉を、日本の福祉現場で働く私たちはどう受け止めるべきでしょうか。
日々の支援の中で、利用者様のことを「できない人」として見ていませんか?
Whaikahaの哲学は、私たちに「利用者様のStrength(強み)」に目を向けることの大切さを教えてくれています。
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