【知的障害の余暇支援】「障害者にはスポーツは無理」なんて言わせない。ニュージーランドの事例

【知的障害の余暇支援】「障害者にはスポーツは無理」なんて言わせない。ニュージーランドの事例

日本では、知的障害のある方がスポーツを楽しむ機会は、まだまだ限られています。
「危ないから」「ルールが分からないから」と、最初から選択肢から外されてしまうことも少なくありません。

しかし、ラグビーやクリケットで知られるスポーツ大国ニュージーランド(NZ)では、全く違う景色が広がっています。
Whaikaha(障害者庁)の先生へのインタビューから、障害の有無を超えてスポーツを楽しむためのヒントを探ります。

この記事は、スペシャルラーニングのSL160から抜粋して作成しています。

講師は、ニュージーランド障がい者庁 WhaikahaのMatt Frost(マット フロスト)先生です。

スポーツは「特権」ではなく「みんなのもの」

まず大前提として、NZには「誰もがスポーツをするチャンスを得るべきだ」という強い社会的合意があります。

障害があるからといって、特別な場所に隔離されてやるものではありません。
地域のスポーツクラブや競技団体が、知的障害のある方を含め、あらゆる人々に対して門戸を開くことが「優先事項」となっています。

「できる・できない」ではなく、「どうすれば参加できるか(チャンスを作れるか)」を考える。このスタンスが、インクルーシブな社会の土台となっています。

プレーできなくても「チームの一員」になれる

「でも、運動能力やルールの理解度的に、競技に参加するのは難しい利用者さんもいる…」
そう悩む支援者の方にこそ知ってほしいのが、マット氏自身の関わり方です。

マット氏は大のクリケット好きですが、彼の役割は選手だけではありません。

「私は30年間、クリケットのボランティアをしています。私の役割は『スコアラー(点数の記録係)』です」

彼はグラウンド走り回るわけではありませんが、試合のスコアを管理する重要な役割を担い、チームメイトから信頼される「チームの一員」として活躍しています。

「向いていない」と言われるとムカつく!

マット氏はインタビューの中で、感情を露わにしてこう語りました。

「障害のある方はスポーツに向いていないんじゃないか?と言われると、非常に気分がむかつくんです」

スポーツへの関わり方は、選手としてプレーすることだけではありません。

  • 健康のために体を動かす
  • チームのマネージャーや記録係をする
  • ファンとして全力で応援する
  • 大会のボランティアをする

「障害があるから無理」なのではなく、「その人に合った関わり方(役割)」を見つければ、誰でもスポーツの輪に入ることができます。
大切なのは、クラブや支援者が「どう巻き込むか」を工夫し、多様な「関わり代(しろ)」を用意することです。

まとめ:支援者の工夫で「出番」は作れる

「うちの利用者はスポーツなんて無理」と決めつけていませんか?
もし選手として参加できなくても、道具を運んだり、タイムを計ったり、応援団長になったり。
地域の中で彼らが輝ける「出番」は、スポーツを通じて無限に作れるはずです。

ニュージーランドの事例は、「できない理由を探すより、できる参加方法を探そう」と私たちに教えてくれています。

障害福祉の研修動画サービス「スペシャルラーニング」では、

  • 障害者の余暇活動・スポーツ支援の事例
  • 地域行事への参加と役割づくり
  • ボランティア活動を通じた社会参加のサポート

など、施設の中だけでは完結しない、豊かな人生を支えるための支援ノウハウを動画で配信しています。
利用者の新しい表情を引き出すために。ぜひご活用ください。

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