【B型事業所の未来】「時間」を武器に高付加価値を生む!アートと農業が切り開く新しい可能性
【B型事業所の未来】「時間」を武器に高付加価値を生む!アートと農業が切り開く新しい可能性
就労継続支援B型事業所の運営において、「どうすれば工賃を上げられるか」「どうすれば魅力的な仕事を作れるか」は、多くの経営者が抱える悩みではないでしょうか。
一般企業のような「効率化」や「スピード」を求めると、障害のある利用者様には負担がかかり、うまくいきません。
しかし、逆転の発想をしてみましょう。
「時間をかけられること」こそが、B型事業所最大の武器になるとしたら?
今回は、これからのB型事業所のあり方として注目される「クリエイティブ(アート)」と「農福連携」の事例から、高付加価値を生み出すためのヒントを探ります。
この記事は、スペシャルラーニングのSL35から抜粋して作成しています。
講師は、NPO法人ディーセントワーク・ラボ 代表理事の中尾 文香(なかお あやか)先生です。

【クリエイティブ】「落書き」を「デザイン」に変えるコラボ力
一つ目の可能性は、アートやデザインの領域です。
障害のある方の描く絵には、独特の色使いや大胆な構図など、常識にとらわれないユニークな魅力があります。
しかし、ただ絵を描いて「飾る」だけでは、大きな収益にはなりません。重要なのは、外部のプロフェッショナルとコラボレーションすることです。
事例:シブヤフォント
「シブヤフォント」という取り組みをご存じでしょうか。
B型事業所の利用者様が描いた文字や絵を、デザイン専門学校の学生たちがデータ化し、テキスタイル(柄)やフォントとして再構築します。
それを企業が採用し、商品のパッケージや空間デザインに使用することで、「使用料(ロイヤリティ)」が工賃として還元される仕組みです。
「モノ」を売るのではなく「デザイン(価値)」を売ることで、社会に大きなインパクトを与えています。
事例:マジェルカ(吉祥寺)
セレクトショップ「マジェルカ」では、全国の障害者施設で作られた雑貨を扱っていますが、その基準は「障害者が作ったから」ではありません。
「商品として魅力的かどうか(フェアトレード)」です。
プロが商品開発に関わり、時間をかけて品質を磨き上げることで、雑貨店に並んでも遜色のない「欲しい!」と思わせる商品が生まれています。

【農福連携】「手間暇」がかかる作物こそが狙い目
二つ目の可能性は、農業です。
高齢化による耕作放棄地の増加など、日本の農業課題を解決する「農福連携」ですが、ここでも戦略が必要です。
単に野菜を作るだけでなく、「企業がやりたがらない(手間がかかりすぎる)高単価な作物」を狙うのがポイントです。
事例:沖縄のバニラ栽培
例えば、沖縄で行われている「バニラ」の栽培事例があります。
バニラは受粉作業などに非常に繊細な手作業が必要で、膨大な手間暇がかかります。効率を重視する一般企業では、採算が合いにくく敬遠されがちです。
しかし、B型事業所であれば、じっくりと時間をかけて丁寧な作業を行うことが可能です。
手間暇をかけて作られた国産バニラは、市場で非常に高値で取引されます。その結果、利用者様の工賃を大幅にアップさせることができるのです。
企業にはない「待てる」という強み
これらの事例に共通しているのは、「時間を味方につけている」という点です。
一般企業では、新規事業を始めて1年で芽が出なければ「撤退」の判断を迫られます。
しかし、B型事業所は違います。
- じっくりと時間をかけて、地域の人を巻き込んでいく。
- 効率が悪くても、良いものができるまで粘り強く取り組む。
この「待てる」という特性こそが、企業には真似できないブランド力や、高品質なものづくりにつながります。
まとめ:新しい「仕事のあり方」を社会へ
これからのB型事業所は、単なる福祉施設に留まりません。
「効率だけが全てではない」「こういう働き方、生き方もあるんだ」という新しい価値観を、社会に対してプレゼンテーションする拠点になり得ます。
- デザイナーと連携して、利用者のアートを商品化する
- 手間のかかる高付加価値な農業にチャレンジする
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