【就労継続支援B型の新時代】「おしゃれなカフェ」と「強気の工賃交渉」で地域を変える!NPO法人真成会の挑戦
【就労継続支援B型の新時代】「おしゃれなカフェ」と「強気の工賃交渉」で地域を変える!NPO法人真成会の挑戦
「就労継続支援B型」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?
閉鎖的な空間で、黙々と内職作業をする場所……もしそう思っているなら、その常識はもう古いかもしれません。
大阪にあるNPO法人真成会が運営する「ワークセンタージン」は、一見すると流行りのカフェ。
しかしそこでは、本格的なスパイスカレーを提供し、地域の人々が自然と集い、障害のある利用者が生き生きと働いています。
今回は、地域に開かれたカフェ運営と、企業への強気な工賃交渉で注目を集める真成会の事例から、「選ばれるB型事業所」のあり方を学びます。
この記事は、スペシャルラーニングのSL117から抜粋して作成しています。
講師は、NPO法人真成会の理事長の箱田 成司(はこだ せいじ)先生です。

一見B型に見えない「カフェジン」の戦略
ワークセンタージンの1階にある「カフェジン」。
内装はコンクリート打ちっぱなしのおしゃれな空間で、メニューも「スパイスカレー」「タコライス」など、一般のカフェ顔負けのラインナップです。
「どうせやるならおしゃれに」
理事長の箱田氏は言います。
「障害があってもなくても、こういう場所で働いてみたいと思える空間を作りたかった」
その狙いは的中し、利用者はカフェでの接客(配膳、レジ)を通して、目覚ましい成長を遂げています。
かつては金銭管理が苦手だった利用者が、レジ打ちを通じて計算ができるようになり、自信をつけていく。
お客様から直接「美味しかったよ」と言われる経験が、彼らの「働きがい(内職では味わえない喜び)」を育てています。

地域に「溶け込む」ための仕掛け
カフェジンが地域に愛される理由は、ただ料理が美味しいからだけではありません。
「地域への還元」を徹底しているからです。
場所を無料開放する
ママさんたちのワークショップやヨガ教室のために、カフェのテーブルを無料で貸し出しています。
これにより、「福祉施設は入りにくい」という壁を取り払い、地域住民が気軽に立ち寄れる「コミュニティ拠点」としての地位を確立しました。
地域の課題を解決するイベント
社会福祉協議会と連携し、孤食に悩む高齢者を集めた「夕焼けダイニング」を開催。
「夜ご飯を一人で食べるのが寂しい」という地域のニーズに対し、B型事業所が解決策(場所と食事)を提供する。
この活動には、地域の民生委員や役所職員も巻き込み、大きなムーブメントとなりました。
「自分たちの役割を発信し、外に見てもらうこと」
これが、閉鎖的になりがちな福祉施設が地域に溶け込む一番の近道です。
工賃向上は「断る勇気」と「交渉力」から
B型事業所の永遠の課題である「工賃」。
最低賃金が上がり続ける中、内職の単価は1個1円など、10年前からほとんど変わっていません。
「1個につき、3円ください」
真成会のスタイルは明確です。安すぎる仕事は受けません。
企業に対し、「その作業時間なら最低でもこれくらい必要です」と根拠を持って交渉し、時には「それなら他を当たってください」と断る勇気も持ちます。
仕事を「分解」して付加価値をつける
また、企業から受けた仕事をそのまま渡すのではなく、利用者の特性に合わせて「工程を分解(細分化)」します。
- 例:清め塩の封入
- 塩の計量
- シーラーで密閉
- 包装
このように作業を切り分けることで、簡単な作業から複雑な作業まで、多様な利用者が関われるようになります。
企業側も「自社でやるより丁寧で正確だ」と評価し、結果として適正な単価での取引が継続しています。
B型事業所の未来と「職員の幸せ」
人口減少が進む日本において、障害者は「守られる存在」から「社会の担い手(労働力)」へと変わっていきます。
2040年には、障害者も高齢者も分け隔てなく働く時代が来るでしょう。
その時、B型事業所が生き残るために必要なもの。
それは、新しい仕事を生み出す「創造力」と、職員自身の「笑顔」です。
自己犠牲は福祉ではない
箱田理事長は語ります。
「利用者さんのためだからと言って、職員が疲弊するのは違う。職員が笑顔でなければ、いい支援はできません」
職員が楽しく働き、地域とつながり、新しい価値(仕事)を作る。
そんなポジティブな循環が、これからのB型事業所には求められています。
まとめ:B型はもっと自由で、もっと面白い
真成会の事例は、「B型だからできない」ではなく「B型だからこそできる」可能性を示しています。
- カフェや農業、eスポーツなど、多様な事業展開
- 企業と対等なパートナーシップを結ぶ営業力
- 地域を巻き込む企画力
これらを学び、自施設の運営に取り入れたいと思いませんか?
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