【個別支援計画の書き方】「文章が苦手」でも大丈夫!中山流・チームで作る時短&本質的作成術ああ

【個別支援計画の書き方】「文章が苦手」でも大丈夫!中山流・チームで作る時短&本質的作成術

「個別支援計画を作るのに時間がかかりすぎる」
「担当者によって計画の質にバラつきがある」
「立派な文章を書こうとして、筆が止まってしまう」

障害福祉の現場において、「個別支援計画」の作成は職員の大きな負担になりがちです。
しかし、時間をかけて作った計画が、現場で生かされなければ意味がありません。

今回は、自閉症支援の専門家・中山清氏が伝授する、「実用的で・時間がかからず・チームで共有できる」個別支援計画の書き方のコツを解説します。

この記事は、スペシャルラーニングのSL64から抜粋して作成しています。

講師は、自閉症eサービス全国ネット 代表の中山清司先生です。


キーワードは「脱・作文」と「ライブ作成」です。

1. 計画は「個人の作品」ではなく「チームの合意」

まず変えるべきは、「担当者が一人で悩みながら書くもの」という意識です。

個別支援計画は、特定の職員の個人的な想いを綴るものではありません。
チーム全体でその利用者をどう支えるかという「チームの方針」を示すものです。

担当者の役割は「編集者」

ボンワークス枚方(施設)では、以下のように作成プロセスを変更しました。

  1. みんなで情報収集: チーム全員から「最近の様子」や「課題」を集める。
  2. 担当者がまとめる: 集まった意見を整理し、文章化する。
  3. チームで実行: 作成した計画を全員で意識して支援する。

担当者に求められるのは、ゼロからアイデアを出す小説家のような能力ではなく、チームの意見を吸い上げる「編集者(コーディネーター)」としての役割です。

2. 書く内容は「氷山モデル」そのままでいい

「何を書けばいいか分からない」「文章がまとまらない」という悩みには、「氷山モデル」の思考法がそのまま答えになります。

支援計画に書くべき骨子は、実はシンプルです。

  1. 現状(氷山の一角): 「こういう行動があり、こういう場面で困っている」
  2. 要因(水面下): 「その背景には、こういう理由(障害特性や環境要因)があるのではないか」
  3. 手立て(支援): 「だから、環境をこう整理すれば、こう過ごせるようになる」

難しく考える必要はありません。
「現状→分析→対策」という論理の流れをそのまま書き記すだけで、立派な支援計画になります。
「できなかったことの羅列(ダメ出しリスト)」にならないよう、ご本人の強みや達成できたこともセットで考えることが大切です。

3. 「清書」をやめる!会議中に書いてしまえばいい

今回の中山流アドバイスの中で、最も現場の負担を減らすのが「その場で書く」というテクニックです。

多くの職員は、会議で話し合った後、持ち帰ってパソコンに向かい、「きれいな文章に直さなきゃ(清書)」と悩み、膨大な時間を使っています。
しかし、中山氏はこう提言します。

「現場でミーティングしながら書いたらいいんですよ」

ライブ作成のメリット

  • 時短: 会議が終わった瞬間、計画書(ドラフト)が完成している。
  • 合意形成: 「これ大事だよね」「こういう表現にしよう」と、その場で確認しながら書くので、認識のズレが起きない。
  • 形式より中身: 「作文」として綺麗かどうかよりも、「現場で使えるメモ」としての実用性が高まる。

療育の現場などでは、保護者と面談しながらその場で書き込み、「これでいきましょう」とサインをもらって終了することさえあります。
「持ち帰って美文を書く」という作業を省くだけで、業務効率は劇的に向上します。

4. 計画は「ぶつ切り」にせず、積み上げる

個別支援計画は、半年や一年ごとの更新が必要ですが、前回と全く無関係な新しい計画になっていませんか?

  • 「前回はここがうまくいった」
  • 「ここはまだ課題が残っている」

過去からの「積み上げ」がないと、支援は一貫性を失います。
毎回リセットしてゼロから書くのではなく、前回のPDCA(結果)を踏まえて、「じゃあ次はこうしよう」と物語を繋げていく意識が重要です。

まとめ:かっこいい文章はいらない

個別支援計画に求められているのは、文学的な表現力ではありません。
「根拠に基づいた支援の手順」が、誰にでも分かるように書かれていることです。

  • チームで意見を出し合う。
  • 会議中にその場で書き留める。
  • 氷山モデルでシンプルに整理する。

これらを実践すれば、計画作成は「苦痛な宿題」から「チームの意思統一ツール」へと変わります。
パソコンの前で一人唸っている時間があるなら、その時間を現場での対話に使いましょう。

障害福祉の研修動画サービス「スペシャルラーニング」では、

  • 実例で学ぶ「個別支援計画」の正しい書き方
  • 氷山モデルを使ったアセスメントシートの活用法
  • サービス管理責任者のためのモニタリング・会議運営術

など、書類作成の負担を減らしつつ、支援の質を高めるための実務ノウハウを動画で配信しています。
意味のある計画書を、効率よく作成するために。ぜひご活用ください。

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スペシャルラーニング紹介画像

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