【ストレスの正体】「結婚」や「昇進」もストレス?仕組みを知って味方につける

「最近、イライラする」「なんとなく体がだるい」
私たちが日常的に使う「ストレス」という言葉。実は、嫌なことだけが原因ではないことをご存じでしょうか?
今回は、ストレスの定義やメカニズム、そして心や体に現れるサインについて解説します。敵だと思われがちなストレスですが、正しく知ればパフォーマンスを上げる味方にもなり得ます。
この記事は、スペシャルラーニングのSL174から抜粋して作成しています。
講師は、東京都障害者虐待防止・権利擁護研修運営委員会の委員であり、社会福祉法人 文京槐の会 は〜と・ピア2の松下 功一(まつした こういち)先生です。
1. ストレスとは「変化による緊張状態」
ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる 緊張状態 のことを指します。
- 悪い出来事:嫌なこと、悲しいこと、つらいこと
- 良い出来事:昇進、就職、結婚、出産など
一般的に「悪いこと」だけがストレスと思われがちですが、実は喜ばしい出来事もストレスの原因(ストレッサー)になります。なぜなら、良いことであっても環境や状況の 変化 が刺激となるからです。

2. 「良いストレス」と「悪いストレス」の分かれ道
ストレスの全てが悪いわけではありません。
適度なストレスは、集中力を高め、パフォーマンスを向上させるスパイスになります。一方で、過度なストレスは心身の不調を招きます。
この違いを生むのは、 受け止め方(認知) です。
- 良いストレスにする受け止め方
- 「これは自分を伸ばすチャンスだ」「励みになる」と捉える。
- 悪いストレスになる受け止め方
- 「やらなければいけないノルマだ」「重荷でしかない」と捉える。
同じ目標でも、どう捉えるかで薬にも毒にもなるのです。
3. ストレスを構成する3つの要素
ストレスは、以下の3つの段階で成り立っています。
- ストレッサー(ストレスの元)
- 暑さ寒さ、騒音、人間関係、仕事のプレッシャーなど、あらゆる外部刺激。
- 認知(受け止め)
- 五感を通してストレッサーを感じ取った状態。
- ストレス反応(防御反応)
- 認知した刺激に対し、体内で生じる反応。
4. 危険信号を見逃さない「3つのストレス反応」
マイナスのストレス反応は、大きく3つの側面に現れます。これらは心からのSOSサインです。
- 心理面
- 活気の低下、イライラ、不安、抑うつなど。
- 身体面
- 体の節々の痛み、目の疲れ、動悸、息切れ、食欲低下、不眠など。
- 行動面
- 飲酒・喫煙量の増加、仕事でのミス、事故、ヒヤリハットの増加など。
5. 失恋をバネにAI開発?ストレスを力に変える
動画では、興味深い事例が紹介されました。
「失恋して寂しいから、AIで彼女を作ろう」と思い立った人が、結果としてAI開発の第一人者になったという話です。
これは「失恋」という強力なストレッサーを、開発へのエネルギーという「良い方向」へ転換(昇華)させた好例と言えます。受け止め方と行動次第で、大きなストレスも成功の糧になり得るのです。
障害福祉の研修動画サービス「スペシャルラーニング」 では、
- 自分のストレスタイプを知る「セルフチェック」
- イライラをコントロールする「アンガーマネジメント」
- 組織で取り組む「メンタルヘルス対策」
など、ストレスに押しつぶされず、支援者自身が健やかに働き続けるための具体的なノウハウを動画で配信しています。
ストレスのメカニズムを知り、上手に付き合っていくために。ぜひご活用ください。
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