【認知症】知的障害者も無縁ではない。見逃されがちな「3万人」の現実

「知的障害のある方は、もともとの特性があるから認知症になっても見分けがつかないのでは?」
かつてはそのように言われ、見過ごされがちでした。

しかし現在では、知的障害のある方も一般の方と同じように、あるいはそれ以上の頻度で認知症を発症することが分かっています。
今回は、知的障害と認知症の関連性と、早期対応の重要性について解説します。

この記事は、スペシャルラーニングのSL84から抜粋して作成しています。
講師は、独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園研究員/看護師の 根本昌彦(ねもと まさひこ)先生です。

1. 推計「3万人」。身近に迫るリスク

過去のデータに基づく推計ですが、現状の規模感を把握しておきましょう。

  • 65歳以上の知的障害者数:約17万8,000人
  • 一般の高齢者の認知症発症率:約16.7%

これらを掛け合わせると、約3万人の知的障害者が認知症である(または予備軍である)と推測されます。
全体から見れば少ない数字に見えるかもしれませんが、障害のある方のご家族や、日々支援を行っている事業所にとっては、「自分たちの身近でいつ起きてもおかしくない」という現実的な数字です。

2. 認知症は「二次障害」。だからこそケアが効く

重要なのは、「認知症はあくまで二次障害である」という認識を持つことです。
もともとの障害(一次障害)が悪化したわけではなく、加齢に伴う病気が新たに加わった状態です。

  • 適切なケアを行えば:周辺症状(BPSD)を抑えたり、進行を緩やかにしたりすることが可能です。
  • 「よく分からない」と放置すれば:ズルズルと悪化し、ご本人も周囲も苦しい状況に陥ります。

「知的障害があるから仕方ない」と諦めるのではなく、「認知症という病気への対応」を適切に行うことで、QOL(生活の質)を維持することは十分に可能です。

まとめ:無縁ではない。対応策はある。

知的障害のある方にとって、認知症は決して無縁の話ではありません。
「いつもと様子が違う」と感じた時、それを障害のせいにせず、「もしかしたら認知症のサインかもしれない」と疑う視点が、適切な支援への第一歩となります。

障害福祉の研修動画サービス「スペシャルラーニング」では、

  • 「加齢による変化」と「認知症の初期症状」を見分ける観察ポイント
  • 認知症の進行段階に合わせた「環境調整・コミュニケーション」の手法
  • 若年性認知症リスクが高い「ダウン症」の方への特化した支援

など、見極めが難しい「障害×認知症」のケアを実践的に学ぶための研修動画を配信しています。
早期発見・早期対応で穏やかな生活を守るために。ぜひご活用ください。

知識や考え方の共通認識を作る、スペシャル ラーニング

スペシャルラーニング紹介画像

弊社では、障がい福祉業界に特化したオンライン研修サービス「スペシャルラーニング」をご提供しています。
パソコンやスマートフォンでいつでもどこでも研修を受講できるため、スキマ時間を活用して、研修に取り組むことができます。

スペシャルラーニング(Special Learning)の特徴は主に以下です。

1動画3〜5分、2,200本以上のコンテンツ

1動画3〜5分×数本で1テーマの受講が完結する仕組みです。
1ヶ月30分の視聴の積み重ねでも、しっかりと知識習得につながります。

時間よりも「全員が同じタイミングで、同じ研修を受講する」ことが研修効果を最大限に発揮し、知識の共通認識を作ることにも重要なポイントです。

また、毎月約30本の新規動画が増え続けています。

著名講師の講義による「質」の高い学び

厚生労働省が国の研修で依頼する講師の方や国の研究機関の責任者、元厚生労働省の虐待防止専門官等、障がい福祉業界のトップ有識者と一緒にコンテンツ制作をしています。

そのため、スペシャルラーニングを通して、質の高い学びが実現できます。

導入から仕組み作りまで専任担当者によるサポート体制

研修は仕組み作りがとても重要です。
「どうやって事業所で仕組み化しよう」「やることが増えてしまうんじゃないかな…」
そんな悩みを解決し、運営負担は少なく、学習効果は大きい、研修運用の仕組み作りをサポートします。

少しでもご興味ある方は、ぜひお気軽に以下から資料請求・お問い合わせください!
研修環境の整備がもたらす効果や具体的な活用方法について、わかりやすくご案内いたします!

お電話でのお問い合わせ(平日10:00〜17:00)

072-648-4438 ※土・日・祝日、年末年始を除く

「1分でわかるサービス資料」資料ダウンロードはこちら

当社のプライバシーポリシーに同意の上、送信してください。

SUPERVISOR

この記事の監修者

RELATED

FEATURED

NEW ARTICLES

新着コラム