【グループホームの理念】そこは「小さな施設」になっていませんか?「管理」を捨てて「普通の暮らし」を作るということ

【グループホームの理念】そこは「小さな施設」になっていませんか?「管理」を捨てて「普通の暮らし」を作るということ

「グループホームと入所施設、何が違うの?」
そう聞かれたら、あなたはどう答えますか?
「建物の大きさが違う」「住んでいる人数が違う」というのも正解ですが、最も重要な違いは「理念」にあります。

今回は、グループホームが目指すべき「管理性の排除」と、国連が定義する「本当の自立」について解説します。

この記事は、スペシャルラーニングのSL18から抜粋して作成しています。

講師は、障害のある人と援助者でつくる日本グループホーム学会の副代表であり、社会福祉法人ロザリオの聖母会 なざれの家あさひの所長の荒井 隆一(あらい りゅういち)先生です。

一番大事なのは「管理性の排除」

日本の障害福祉は、長らく「社会からの排除(隔離)」の歴史でした。そこから「地域で普通に暮らす」ことを目指して生まれたのがグループホームです。

ここで一番大切にしなければならない理念が、「管理性の排除」です。

大規模な入所施設では、どうしても運営効率上、「管理」が必要になります。

  • お風呂は17時から19時の間に入ってください
  • 食事は全員同じメニューで、一斉に食べてください
  • あれをしなさい、これをしなさい

しかし、私たちは普段の生活で、誰かに食事の時間やメニューを強制されることがあるでしょうか? ありませんよね。
私たちが当たり前に享受している「自由」を、利用者様にも提供する。それがグループホームの原点です。

なぜ「4〜5人」なのか?小規模のメリット

では、どうすれば管理をなくせるのでしょうか。その答えが「小規模であること」です。

100人の生活を一律に合わせるのは仕方ない面もありますが、4人〜5人のグループホームであれば話は別です。

  • 「今日はカレーが食べたい」
  • 「見たいテレビがあるから、お風呂は後にしたい」

少人数であれば、こうした「個人の生活リズム」に寄り添うことが物理的に可能になります。
一人ひとりの「〜したい」を叶えるために、規模を小さくしているのです。

国連が定義する「本当の自立」とは?

ここで、支援者が絶対に知っておくべき重要な視点があります。
国連の「障害者権利条約」に関する解釈です。

「100名の施設であろうと、5名のグループホームであろうと、一人暮らしであろうと、本人が決めていなければ、それは『自立生活』ではない」

これは非常に重い言葉です。
いくら建物が小さくて綺麗でも、中で支援者が「あなたのためだから」と生活の全てを決めてしまっていたら、それは「小さな施設」に過ぎません。

「自分の暮らしは、自分で決める」
この自己決定権が保障されて初めて、そこは「普通の暮らし」の場になります。

まとめ:支援者が「価値観」をアップデートしよう

「普通の暮らしとは何か?」
支援者自身がこの問いに対する明確な価値観を持っていないと、知らず知らずのうちに利用者様を管理し、自由を奪ってしまうことになります。

グループホームは、単なる住居(箱)ではありません。ご本人の「意思」を尊重し、実現する場所です。

障害福祉の研修動画サービス「スペシャルラーニング」では、

  • グループホームにおける「意思決定支援」の具体例
  • 管理せずに安全を守る「リスクマネジメント」の手法
  • 利用者主体の支援計画(個別支援計画)の作り方

など、理念を現場の支援に落とし込むための実践的なノウハウを動画で配信しています。
「良かれと思って管理してしまう」支援から卒業するために。ぜひご活用ください。

知識や考え方の共通認識を作る、スペシャル ラーニング

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