【出生前診断】採血だけで分かる「NIPT」の光と影。認定施設拡大の裏で起きている「検査ビジネス」の実態

【出生前診断】採血だけで分かる「NIPT」の光と影。認定施設拡大の裏で起きている「検査ビジネス」の実態

妊娠中の方にとって、お腹の赤ちゃんの健康状態は一番の関心事です。
最近ニュースになった「NIPT(新型出生前診断)の認定施設拡大」。
これは、妊婦さんがより身近なクリニックで検査を受けられるようになったというポジティブな側面がある一方で、その裏には「検査ビジネスのトラブル」という深刻な問題が隠されています。

今回は、出生前診断の現状と、検査を受ける前に知っておくべき心構えについて解説していただきました。

この記事は、スペシャルラーニングのSL91から抜粋して作成しています。

講師は、日本ダウン症学会の理事であり、大阪大学大学院医学系研究科小児科学教授の北畠 康司(きたばたけ やすじ)先生です。

出生数が激減しても「ダウン症」は減らない理由

まず、日本の少子化は止まらず、出生数は年間70万人台まで落ち込んでいます。
単純計算すれば、ダウン症のあるお子さんが生まれる数も減りそうなものですが、実はダウン症児の出生数は「ほぼ横ばい」です。

理由は、「出産年齢の高齢化」です。
晩婚化や不妊治療の増加により、染色体異常のリスクが高まる年齢での出産が増えています。
その結果、「赤ちゃんに障害があったらどうしよう」と不安になり、出生前診断を希望する方が増えているのです。

採血だけで分かるからこそ。「無認可施設」のトラブル

かつての出生前診断は「羊水検査」といって、お腹に針を刺すリスクのあるものでした。
しかし、現在は「お母さんの採血だけ」で赤ちゃんのDNAを調べられるNIPTが登場しました。

この手軽さに目をつけたのが、ダウン症の知識を持たない一部のクリニックです。
「うちは予約なしで採血できますよ」「結果は郵送します」
といった手軽さを売りにする、いわゆる「無認可施設」が急増しました。

結果だけ送りつけられ、路頭に迷う親たち

問題なのは、検査結果が「陽性(ダウン症の可能性あり)」だった時です。
無認可施設では十分な説明もせず、
「陽性でした。あとは専門の病院に行ってください」
と、紙切れ一枚で突き放してしまうケースが多発しました。

突然の告知にパニックになり、誰にも相談できず追い詰められてしまう。
こうした事態を防ぐために、国や学会は「しっかりとしたカウンセリングができる認定施設」を増やし、妊婦さんを支える体制を整えようとしているのです。

「モンスターが生まれる」という誤解を解く

もし検査で「陽性」と分かった時、産むか産まないかの決断を迫られます。
北畠先生は、その決断自体を否定することはありませんが、「何が生まれてくるか分からない恐怖」だけで判断してほしくないと語ります。

「ダウン症の子供が生まれるまでは、モンスターが生まれるような気分でいた。けれど、産んでみたらただの可愛い赤ちゃんだったし、幸せな育児が待っていた」

これは、実際に出産されたご家族からよく聞く言葉だそうです。
ネット上の不確かな情報で「不幸になる」と思い込むのではなく、「実際にどんな人生を送っているのか」「家族はどんな気持ちで暮らしているのか」という正しい情報を知った上で、十分に悩んで決断してほしいのです。

まとめ:検査を受けるなら「認定施設」で

出生前診断は、単に「結果を知る」だけの検査ではありません。
その結果をどう受け止め、どう生きていくかを考えるためのプロセスです。

もし検査を検討されているなら、必ず遺伝カウンセリングの体制が整った「認定施設」を選んでください。
そして、判断に迷った時は、ネット検索ではなく専門家や当事者の声に耳を傾けてください。

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